何でもクイズで解決する世界の漫画「国民クイズ」とは?

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アニメ・漫画

1993年にモーニングで連載された作品に国民クイズという

国の内容や国民の願いまで全てクイズで決めてしまうというトンデモ展開なものがありました。

今回はそんな国民クイズのストーリーというより

本編の国民クイズ体制になるまでの歴史を中心に見て行けたらと思います。

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国民クイズ体制になるまでの歴史

8月15日は国民クイズの日として作中では崇められていますが

どうして現在の体制になったのか?

ここではその内容を追いつつ、
国民クイズの内容を作った人についても見ていこうと思います。

国民クイズ体制になる前の日本

元々この作品の世界も普通の政治体制と言いたい所でしたが

クイズ体制になる前の日本の状況は

良いとは言えないどころか完全失業率8割を超え、
都市部では深刻レベルな食糧不足という荒廃寸前の状態。

そんな中、国民クイズ番組の前身番組に「当てろコノヤロー」という

政府広報PR番組がありました。


この番組は優勝すると自分の希望する商品を獲得できるというもの。
(司会はラ・中田という人物)

そこで突如すい星のように現れた人物によって国民クイズ制度が出来ました。

その名は嶽間沢幸之助(ごくまざわこうのすけ)です

嶽間沢幸之助という人物

嶽間沢は和菓子屋のせがれとして生まれました。

お店の名前は・・・正解屋!

この嶽間沢は2歳にして既にクイズが大好きになるばかりか

大人でも解けないクイズも解く天才レベルの人物だったという。

その後稼業を継いだ後も様々なクイズ番組を総なめし、トロフィーの山を築きます。

そんな中彼に転機が・・・

なぜかアンコをこねていると大黒様の姿に変化したどころか
どこからか声がして「クイズによって人々を救え」と啓示されたようです。


これをきっかけに冒頭で言った「当てろコノヤロー」に出演し

無制限出場と、それ以降優勝した日は3分間喋る時間を下さいとまで言い出しました。

皆彼を舐めていましたが、有言実行がされて毎回優勝をさらい

3分間トークタイムが続きました。

(後に大黒通信とまで言われ、全33巻になる量)

啓示も続いて色々成功した嶽間沢はある時の優勝した際、

ついにこんなことを要求するのです!


それは、現内閣の総辞職および国会の解散。
革命はクイズによって成し遂げないといけない!

ここに国民クイズ体制の
樹立を宣言します!!


直後国会に彼を支持する人たちが押し寄せてあっという間に制圧。
(これがのちの平成の大革命)


憲法の法律など猛烈な勢いで書き、色々整った後遂に嶽間沢が首相となった日が

クイズの日である8月15日ですが

何と凶弾がどこからか飛んできてしまいました。

これが嶽間沢幸之助という人生であり、国民クイズまでの歴史だったのです。

国民クイズの基本精神

国民クイズの内容は憲法第12章(国民クイズの地位について)の104条に記載されているらしい。

その内容は以下であります。

国民クイズは国権の最高機関であり
その決定は国権の最高意思、最高法規として
行政・立法・司法・その他あらゆるものに絶対、無制限に優先する。
本憲法もその例外でない

・・・もはや何でもありですね!!!

国民クイズの一連の流れ

国民クイズで正解出来た人は願いをかなえてくれるわけですが

どうしたらそこまで持って行けるか?

もしクイズに失敗したらどうなるか?

ここではそんな話をしていこうと思います。

予選

番組に出演する前に各地方で予選が行われます。

予選内容は冒頭のは不明ですが、それぞれの目標に対する得点の50%に達するものでないと

出場できないらしいです。
(こちらについては本選にて触れていきます)



また、増量キャンペーンの時の予選問題内容は

試験時間は1時間で全問正解者のみ国民クイズ本選に出場できる

・・ちょっと厳しすぎやしませんかね・・?

本選の内容

本選は基本500名。

上記の予選で目標の50%のポイントでないとと言いましたが、
これだけではわかりにくいですね・・・

作中の言葉を例にしてあげるならば

  1. まず目標がなんであるかによってポイントが決まる(例えば医者になりたい)
  2. 目標のジャンルが何でもいいならそこまで高くない(医者になるだけなら3700位)
  3. 2に解答者のIQを1のポイントに掛け合わせたポイントが目標ポイントになる
    (医者になりたい人はIQが103だったので38万ポイント位に)
  4. つまり例題の医者になりたい人は予選で約19万ポイント以上をとらないと本選に出れない

こんな感じですが本選は目標ポイント以上、つまり100%以上取らないとだめです。

ここからは本選の問題が何があるか見ていきましょう。

ふるい落としクイズ

まず本選で立ちはだかるのがふるい落としクイズ。

全100門の3択クイズで正解するごとに100点、間違ったり無回答などは-100点。

終了時点で10000ポイントに達してないと本選に出れないのですが

つまり、全問正解しろと言うことですね・・!(きつい)


因みに100門目だけは運ゲーを強いられます。

なぜなら・・

これから振るサイコロの目はどれか?
1:1か2
2:3か4
3:5か6


サイコロは無駄に長いウォータースライダーのような道を転がして

結果を長引かせるという演出まであるので、最後までヒヤヒヤという・・

そしてここで間違っていたら不合格確定!

第二ステージ

厳しいふるい落としクイズを突破した人達ですが、ここからが本番。

箇条書きで内容を書いていくと・・

  • まずクイズ形式は早押しクイズ
  • 問題数は本選に出場した人数の数
  • 出題前に点数をかける。賭け点は持ち点に関わらず無制限。
  • クイズを間違えると賭け点分減点、他の解答者に答えられても減点
    (つまり先に答えるしかない)
  • 全問終了時に目標点に達してたら合格
    そうでないなら不合格となる(後述)

因みに途中で合格点にいけば問題なしという感じですね!

本選で合格できなかった人はどうなる?

上記でクイズ形式や一連の流れが説明してきましたが、当然不合格者もいるわけです。

ここでは不合格者の行方を簡単に書いてみました。

上記のクイズの内容と併せてご覧ください。

ふるい落としクイズで合格できなかった

不合格になった時点で謎の液体っぽいものをかけられるどころか

まとめてゴミ箱のような感じで落とされるという扱いのひどさを受けます。

その後、どうなったかはわかりませんね・・!

本選決勝の不合格具合

本選の不合格はその時のポイント具合で決まります。

詳しい判定はわかりませんが、不合格はA~Dでランク付けされていて

分かる範囲で見てみると、B級不合格者は20年の国家奉仕となっているらしい。

内容は清掃するだけでいい人もいるが、
ヒドイ人はシベリア油田送りになる人もいるので過酷である・・

他のランクはわからないけれども、これより軽いか重いかだと思われます!

まとめ

今回は国民クイズの歴史と番組の流れだけを説明してみました。

よって、本編がどんな感じかは一切触れていないので

もし気になる方は見てみるといいですよ!


単行本自体は絶版のはずですが、復刻版があるはずなので見る事が出来ます!

このクイズだけで何でも決める世界に対してどんな物語が展開されるのでしょうか?!

国民クイズ 上【電子書籍】[ 加藤 伸吉 ]

国民クイズ 下【電子書籍】[ 杉元 伶一 ]

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