ゲームやアニメで世代違いは学年だったりで表していますが
史実を見ると親子だったり祖父母世代で繋がっているウマ娘がチラホラいます。
すぐわかるウマ娘もいますが、
遠めの世代で繋がっているウマ娘もいますので簡単に調べてみました!
尚、世代についてもざっくり調べた者はこちらに用意しました!
血統表で繋がっているウマ娘たち
以下で紹介する定義としては
必ず該当するウマ娘同士が血統表の直系で繋がっているという事とします。
ウマ娘として未実装のサンデーサイレンスやノーザンテーストで
繋がっているとかなったらキリがないですからね・・
三大始祖について
三大始祖というのはサラブレッドの直系父系を
可能な限りたどった場合にたどり着く3頭の種牡馬の事を指しますが
ウマ娘にも同名の名前のキャラが登場したので列挙だけしておきますと
- ダーレーアラビアン(1700年頃)
- バイアリ―ターク(1680年頃)
- ゴドルフィンバルブ(1720年頃)
がそれに当たります。
因みにゴドルフィンバルブはゴドルフィンアラビアンともいわれるようです。
もう少し話を進めると以下の3頭の系統が三大始祖と言われる場合もあるようです。
- ダーレーアラビアン(エクリプス系)
- バイアリ―ターク(ヘロド系)
- ゴドルフィンバルブ(マッチェム系)
それぞれの系統を語るとキリがないですので割愛しますが、
このうち日本で直系という意味で無くなりかけているのは、
子孫にトウカイテイオーがあるヘロド系になります。
マルゼンスキー
世代的の都合上もあり、実装されているウマ娘にも後輩ちゃん(という名の子孫)がいます。
競走馬名 | マルゼンスキーは 左記の競走馬の相関図でいうと | 主な成績 |
サクラチヨノオー | 父 | 朝日杯3歳S、日本ダービー |
ライスシャワー | 母父 | 菊花賞、天皇賞・春 |
ウイニングチケット | 母父 | 日本ダービー |
メジロブライト | 母父 | 天皇賞・春 |
スペシャルウィーク | 母父 | 日本ダービー 天皇賞・春秋 ジャパンカップ |
カレンチャン | 母母父 | スプリンターズS、高松宮記念 |
シーザリオ | 父母父 ※父はスペシャルウィーク | オークス ハリウッドパークアメリカンオークス |
デアリングタクト | 父母父母父 | 桜花賞 オークス 秋華賞 |
どの競走馬も有名どころですね!
それぞれ何かしらのG1を勝っていますし、マルゼンスキーの血統はかなり強いのがわかります。
この中でゲーム内で距離感が近めなのはスペシャルウィークとサクラチヨノオー。
特に後者はマルゼン先輩に憧れているという形になっていますし。
ちなみにサクラチヨノオーはヤングジャンプで連載中のウマ娘シンデレラグレイでも見る事が出来ます
シンボリルドルフ
皇帝と呼ばれたシンボリルドルフを父に持つ競走馬といえばトウカイテイオーがいますが
2022年3月にウマ娘として名前が初登場したツルマルツヨシも
実はシンボリルドルフが父だったりします。
(98年世代ですがアニメではモブウマ娘で登場)
丁度トウカイテイオーはアニメ2期のメインキャラクターなので
活躍ぶりは実際見てみるといいでしょう!
ただ、トウカイテイオーの凄さで一つだけアニメで描かれ無かったのがこちらのジャパンカップ。
世界の強豪相手に勝ち切る姿は圧巻。どれくらい強豪馬がいたかというと、
- 英愛のオークスを制し凱旋門賞2着のユーザーフレンドリー
- 豪年度代表馬レッツイロープ
- 豪ダービー馬のナチュラリズム
- アーリントンミリオン勝利したディアドクター
- 英ダービー馬クエストフォーフェイム
- 英ダービー馬ドクターディヴィアス
という恐ろしい顔ぶれ。因みにトウカイテイオー以外にはレガシーワールドという馬も強かったですし
(この翌年、騙馬、つまり去勢した馬として初めてジャパンカップを勝利している)
ウマ娘実装してる競走馬で一緒に出走していたのは鉄の女とも言われたイクノディクタスもいます。
因みにこのレースはたしか、ラスト200mまでムチを使っていなかったはずです・・
岡部騎手すごいですよね!
尚2021年時点で、トウカイテイオーの子はキセキノテイオーという馬がいます。
更に余談話ですが、トウカイテイオーの母父にナイスダンサーという競走馬がいるわけですが
実はこのナイスダンサー産駒にナイスネイチャがいます。
メジロライアン
ゲームではマッスルマッスルしているメジロライアンですが
そんなメジロライアンの娘に当たるのはメジロドーベル。2021年10月時点ではサポートカードでは実装してるものの
使用キャラとしてはまだ実装してないので、色々見れるのはこれからだと思います!
2021年11月に育成ウマ娘として実装されましたが、
史実も初めて尽くしの記録を持っている強い子です。
- 4年連続で年度表彰に選ばれた
- 当時中央GIを牝馬で最多5勝の記録した(後にウオッカが更新)
- エリザベス女王杯を2年連続で勝利した
こんな感じでかなりの猛者である一方、ゲーム内の男嫌いなところは
史実でも牡馬がいる混合レースだと成績が振るわなかったところからの模様。
メジロライアンの仔にはもう一頭いて
メジロドーベルと同世代で天皇賞・春を勝ったメジロブライトもいます。
メジロブライトは2021年11月19からのメジロドーベルの育成ウマ娘実装に基づき
ストーリーで初登場し、2022年3月には育成ウマ娘として実装されています。
尚、上記のマルゼンスキーの項目にも記載されていますが、
マルゼンスキーはメジロブライトの母父だったりします。
メジロマックイーン
アニメで距離感が近いので説明する必要はないかもしれませんが
マックイーンを母父に持つ競走馬といえばゴールドシップ。
そのゴールドシップの父がステイゴールドになるのですが
父ステイゴールド、母父メジロマックイーンという組み合わせで有名どころは
ウマ娘のモデルはあるものの、
オトナの事情で現在未実装なクラシック三冠馬オルフェーヴルもいたりします。
マックイーン自体がゴリゴリのステイヤーだったわけですが
共にその血を受け継ぎつつ、世界(凱旋門賞)にも挑んでいるのでかなりのものですよね!
サクラバクシンオー
学級委員長としてひたすらバクシンバクシーン!しているサクラバクシンオーですが
バクシンオーを母父に持つ競走馬にキタサンブラックがいます。
(余談ですがキタサンブラックの父であるブラックタイドはディープインパクトの全兄)
キタサンブラックは世代的に新しい方なのと、馬主がサブちゃんこと北島三郎さんなので
競馬を知らない人でも知ってる人がいるかもしれませんね!
なにせG1を勝つとウマ娘のウィニングライブみたいに
持ち歌である「まつり」を熱唱するという事が実際あり、大賑わいだったんですよね!
(だからゲームの勝負服が祭りっぽい衣装なんでしょう)
ゲーム的にはサポートカードがあまりにも便利なのでお世話になってる人しかいないはずです。
スペシャルウィーク
スペシャルウィークの娘で有名どころはブエナビスタもいますが、
2024年にウマ娘化が決定したシーザリオもいたりします。
シーザリオは戦績は少なめですが、オークスと海外レースであるアメリカンオークスを勝っています。
そしてそのシーザリオの子孫には、シンボリクリスエスの項目にもありますが
無敗でトリプルティアラを達成したデアリングタクトがいたりします。
キングヘイロー
ゲームやアニメでは一流のウマ娘といっているキングですが
カワカミプリンセスがキングヘイローの娘になります
ホーム画面内の二人の会話の中で高笑いのやりとりがあるんですが、そういうことなんでしょう!
キングヘイローは世代的に中々勝ちに恵まれませんでしたが
娘のカワカミプリンセスはクラシック牝馬で2冠(オークス、秋華賞)をしています
余談ですが、引退後はダイワスカーレットの半兄にあたる
ダイワメジャーとも種付けを行った時もあったとか。
アグネスタキオン
ゲームやアニメではマッドサイエンティストチックな香りを出していますが
そんなアグネスタキオンの娘に当たるのは
同じくゲームやアニメでツンデレを全開にだしているダイワスカーレット。
実際ダイワスカーレットのゲーム内のホーム画面会話で
アグネスタキオンにかなり優しくされているような内容が聞けるのも納得だったりしますね!
ダイワスカーレットの生涯成績は12戦8勝なわけですが
負けた4勝は全て2着なので連対率100%というトンデモ記録だったりもします。
余談ですが、数々の勝負をしてきたウオッカとの戦いの一つである天皇賞秋がありますが
そこで競り合っていたディープスカイという競走馬もアグネスタキオンが父だったりします。
(ウオッカの次の年に日本ダービーを制した)
大接戦ドゴーン!!
(ウマ娘実況で条件がそろうとこのセリフある模様)
ジャングルポケット
2023年2月22日のぱかライブTVにてウマ娘のモデルが実装されました。
そんなジャングルポケットの子にはトーセンジョーダンがいます。
ジャングルポケット自身もダービーやジャパンカップを勝っているので実力がありますが、
トーセンジョーダンは2022年時点でも破られていない天皇賞秋の驚異のコースレコードがあります。
タニノギムレット
タニノギムレットは2022年5月の発表でウマ娘のモデルが実装されましたが、
娘にはゲーム実装からいるウオッカがいます。
共通する点は共に日本ダービーを制しているということ。
そしてウオッカはそれだけじゃなくG1を7勝という記録もあり、
ダイワスカーレットとの死闘は上記の天皇賞秋などでも見ごたえがあります。
シンボリクリスエス
本人の成績もすごいのですが、
ウマ娘的に実装されているキャラには孫世代に
現役実装初となるデアリングタクトがいます。
デアリングタクトの父はエピファネイアという競走馬になり、
シンボリクリスエスはその父という内容ですが
エピファネイアの母はシーザリオ、母父にもスペシャルウィークがいたりします。
デアリングタクトはトリプルティアラ史上6頭目というだけでなく
無敗でそれを達成という偉業をしています
余談ですが同年のクラシック3冠馬はコントレイルで
こちらも無敗で達成しています。(クラシック3冠としては8頭目)
ネオユニヴァース
ウマ娘season3で登場するサウンズオブアースが彼の仔となります。
ネオユニヴァースはG1を何勝かしていますが、サウンズオブアースはオープンにあがってからはG1もですが、重賞は1勝もできなかったみたいです。
デアリングタクト
繁殖牝馬となって新しいので、当然ウマ娘的な繋がりは下の世代的にはないのですが、血統を辿っていくとかなりいますので特例で紹介します。
表にまとめると以下のとおりですが、すごい数ですね!
ウマ娘で 実装されているキャラ | デアリングタクトとの関係性 |
シンボリクリスエス | 父父 |
シーザリオ | 父母 |
スペシャルウィーク | 父母父 |
デアリングハート | 母母 |
血統では直系じゃないが関係性が強めのウマ娘
ここでは関係性的に直系ではないが、
兄弟だったり夫婦だったりする対象となるウマ娘を紹介していきます
メジロブライト&メジロドーベル
父がメジロライアンで共通。
詳しくはメジロライアンの項目を参照
ビワハヤヒデ&ナリタブライアン
ゲーム内でも姉妹とはっきり言ってるので言うまでもないですが・・
この2頭は母が同じの異父兄弟となります。
ナリタブライアンは歴代5頭目のクラシック3冠馬なので言うまでもないですが
実はビワハヤヒデも、かの伝説の競走馬シンザンに次ぐ
15戦連続連対(2着以内)という中央競馬史上歴代2位という記録も持っていたりします。
とりあえず言いたいのは、この二頭の対決が見たかったですね・・
史実で夫婦になったことがある組み合わせ
以下のリストはウマ娘として実装されているもの同士で
種付けを行ったことがあるものを挙げていきます
※色がついているものは種付けするも不受胎
史実が牝馬の ウマ娘 | お相手になった ウマ娘 | 詳細があれば |
メジロラモーヌ | シンボリルドルフ メジロライアン エルコンドルパサー タニノギムレット | エルコンドルパサーとの仔は不出走 |
イクノディクタス | メジロマックイーン メジロライアン シンボリルドルフ サクラローレル マーベラスサンデー | メジロマックイーンとは同室 それに関してはこちらの記事参照 |
ダイイチルビー | エルコンドルパサー シンボリクリスエス | シンボリクリスエスとの種付けは不受胎 |
ニシノフラワー | セイウンスカイ タイキシャトル アグネスタキオン シンボリクリスエス | 後述に記載 シンボリクリスエスとの種付けは不受胎 |
ユキノビジン | ウイニングチケット マンハッタンカフェ | 父はサクラバクシンオーと同じくサクラユタカオー 二人ともホーム画面等で仲良くしているのをよく見かける |
ノースフライト | エルコンドルパサー シンボリクリスエス | |
ダイワスカーレット | エイシンフラッシュ | クライマックスシナリオで二人が一緒のイベントがあり 内容的にも二人の仔である アンブレラデートのことを指している様子 |
エアグルーヴ | 該当のウマ娘はいないが、ヒミツ②の 「リラックスしたい時はショパンのCDを聴く」というのが 最後の産駒である馬名である。 (産んだ後エアグルーヴは亡くなっている) | |
スイープトウショウ | アグネスタキオン キタサンブラック | どちらもイベントでペアになるシーンがある |
メジロドーベル | エルコンドルパサー アグネスタキオン マンハッタンカフェ スペシャルウィーク ゼンノロブロイ | |
シーザリオ | シンボリクリスエス | 2回程種付けしてるが そのうちの1頭は菊花賞とJCを勝っていて 後にデアリングタクトやエフフォーリアなどを排出した エピファネイアがいる |
エアメサイア | ジャングルポケット | |
デアリングハート | 初仔であるデアリングバード (父キングカメハメハ)は 後の無敗でトリプルティアラを達成する デアリングタクトの母でもある |
セイウンスカイ&ニシノフラワー
セイウンスカイはクラシック二冠や天皇賞春、
ニシノフラワーは桜花賞やスプリンターズS等を勝ったわけですが
実際の馬主が二頭とも同じなのもあり、リアル夫婦だったりしました。
2021年現在でもこの二頭で配合された子孫(3代目位かな?)が何頭かいるようですよ!
因みに二頭のお墓は仲良く隣同士で並んでいるご様子。
公式では特にこの二人をプッシュしていますが
ニシノフラワーはタイキシャトル、アグネスタキオンの子もいて
ニシノフラワーの育成イベントでセイウンスカイ含めた3人が集まるイベントがあります。
番外編:シラオキ様
ゲーム内でマチカネフクキタルが崇めている存在のシラオキ様。
実は実際にシラオキという競走馬がいたわけですが
世代的には1941年と相当古い競走馬だったりします
尚このシラオキが血統上にいるウマ娘は
- マチカネフクキタル
- スペシャルウィーク
- シーザリオ(父がスペシャルウィーク)
- ウオッカ
ということになります。
まとめ
調べてみると結構な数で繋がっていることが分かりますね!
ゲームやアニメ的にはあまり関係がないのかもしれませんが
こういう別視点を知ったうえで見てみると、また新しい発見があるかもしれませんよ!
実際元ネタをふんだんに使ってるだけに・・
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