機動武闘伝Gガンダムで
シャッフル同盟の一員且つ、ガンダムマックスターを使いこなす
ネオアメリカ代表のチボデー・クロケット。
そんな彼ですが、人によっては「かませ」と言う人がいるようなので
今回はそんなチボデーが本当にアニメ・漫画的なかませ犬なのかを見てみようと思います!
チボデー・クロケットの戦闘力
本題に入る前に、チボデーのスペックを簡単におさらいしておかないといけませんね!
勘違いしてはいけないのが、アニメや漫画などのかませ犬の意味は
主人公や敵の強さを強調する為にあっさりやられる引き立て役
といった所があるのをまず念頭に置いておきましょう!
まずチボデー・クロケットはネオアメリカのガンダムファイターで
生身ではボクシングをやっています。
チボデーが乗るガンダムであるガンダムマックスターも
ボクシングが出来るような性能を持っていて、序盤は拳を飛ばすサイクロンパンチが主流。
作中中盤ではギアナ高地の修行で編み出した拳圧を物凄い速さで連射する必殺パンチの
豪熱マシンガンパンチ
という超技まで体得しています。
これは、初手でみたドモンも見切れなかったレベルの速さだったという事を
ここではお伝えしておきましょう。
(上記動画の1:15~)
更に拳銃も装備していて二丁拳銃による攻撃で遠距離も万全であります。
チボデーの作中で戦っている内容を見てみる
では本題に入りましょう!
本当にかませかどうかは実際に誰かしらと戦っているシーンを見れば明らかなので
時系列順に確認してみましょう。
第2話 VSドモン(1回目)

チボデーが初登場した回ですが・・
色々とドモンやネオアメリカのお偉いさんに振り回されてる感じが印象的です。
- チボデーのボクシングの試合にドモンが実際の対戦相手と入れ替わり
ゴング前にしかけてチボデーが不意打ちを食らう
(が、その最中1発ドモンはいいのをもらってしまう) - 実際にガンダムファイトを堂々と申し込むも
お偉いさんに妨害されて、実際にファイトするまでに一悶着あった - いざガンダムファイトするもキョウジの居場所をファイト中に問われたあと
シャイニングフィンガーで拳を砕かれ瞬殺
こんな感じで良い所があまりない感じで、
ドモンの強さが際立ってしまった感じの話になります。
ついでに言うと、他のメインキャラで後のシャッフル同盟になる人たちはというと・・
- ジョルジュ
ローゼスビットでかなり苦しめた。
最終的にはシャイニングフィンガーのエネルギーで破られて決着かと思ったら
塔が崩れてレインたちを守るべくそれを支えた為決着ならず。 - サイ・サイシー
シャイニングフィンガーで仕留めたと思いきや、ドラゴンガンダムも頭部の武器で
シャイニングガンダムの頭部をつぶせる状態になってたので引き分けに - アルゴ
生身で戦った時点でドモンはフルボッコ。
いざガンダムファイトになった時もアルゴのパワーで腕を引きちぎられるなど苦戦。
なんとかシャイニングフィンガーを決めるも、これ以上戦いができない模様で
結果的に引き分け
ご覧のとおりチボデー以外割と善戦していたり引き分けていたり見所があるだけに
ちょっとチボデーがかわいそうになってきます・・
しかし、民衆の声を受けてネバーギブアップするちボデーはまさに
チボデークロケット、ナイスガイ!
第16話 VSマスターアジア

紆余曲折あってDG細胞に支配されてから
シャッフル同盟に次世代の後継者と認められその紋章を継いだチボデー達。
その後色々な展開の後にマスターアジアが搭乗する
マスターガンダムと戦う事になりますが、その先陣を切ったのがチボデー。
その時のセリフの流れ等を見てみましょう!
チボデー他4人「覚悟してもらおうか、マスターアジア!」
マスター「この雑魚共が、ほざきよるわ!」
チボデー「シャラップ!前回優勝者かなんだか知らないが、決着を付けさせてもらうぜえええ!」
ドモン「待て!チボデー!」
→静止を聞かずに殴りにかかるチボデー
チボデー「What’s!?」
→パンチを出した拳の上に乗られてしまう
マスター「この身の程知らずがぁ!」
→マックスターの拳の上から蹴りを繰り出して一撃で吹きとばす
ここまで見るとアレなのですが、この後続いて攻撃した
- ジョルジュ(ローゼスビット)
- アルゴ(グラビトンハンマー)
- サイサイシー(ドラゴンファイアー)
この3人の同時攻撃を十二王方牌大車輪にてまとめて返り討ちにし、
主人公であるドモンの必殺技であるシャイニングフィンガーも
ダークネスフィンガーでねじ伏せられているので
実質は味方サイド全員がマスターの強さを引き立てる噛ませになっています。
しかし上記のように
チボデーが軽々しく一言加えて飛び出してしまったがために
悪目立ちしたというのだけは確かだと言えましょう。
因みに噛ませがもう一つ出来上がっていて
次の17話で絶体絶命になっているドモン達のピンチに対して救済に入った
ガンダムシュピーゲルがマスターと互角に渡り合ってるというのも注目です!
因みに東方不敗については以前簡単にですがまとめてあります
第31話 VSジェスターガンダム

ネオポルトガル代表のガンダムで、パイロットはロマリオ・モニーニ。
対戦相手と同じ攻撃を繰り返して勝利を収めるというファイターです。
チボデーも例外なくマネされるどころか、過去のトラウマまで引き出されてしまったのです。
(幼少の頃サーカスでピエロに扮した犯罪者がチボデーを人質に取って銃を乱射した)
しかし、レインやネオアメリカのクルーたちの頑張りによりトラウマを克服し勝利を治めます。
ここまで見ると噛ませ要素が無い風に見えますが・・
実はこの話の冒頭で、ガンダムローズがジェスターガンダムに敗れ、
話の最中も生身でドモンと戦っていて、優位に持ち込んでいるので
この話に関して噛ませになっているのはこれらの二人だったりします。
第35話 VSドモン(2回目)

第2話から含めると3回目になるドモンとのガンダムファイト。
(2回目はギアナ高地で修行がてら戦っていますが割愛)
ここで初登場となる豪熱マシンガンパンチですが・・
対戦相手であるドモンに必殺技を事前に披露するサービスをしています。
この時のチボデーは本当に強く、対戦時も自慢のラッシュでドモンを釘づけにして滅多打ちです。
このままいけばチボデーの勝ちなのですがチボデーは、
「立てドモン!こんなんで終わるわけがねえ!お前は、俺の必殺技で倒してこそ意味がある。立て、立つんだドモン!」
こんなことを言ってしまったがために、ドモンの気迫も引き出してしまい
豪熱マシンガンパンチも分身殺法ゴッドシャドーにより
受け止められて逆転負けを貰っています。
しかし、この話は最終的にドモンが勝ってるにしても
それまではチボデーの修行の成果が如実に現れていて
どれだけパワーアップしているかがはっきりしていた回なので
噛ませになっていたのはドモンなのかもしれません。
(これ以降のシャッフルのメンツと戦う時も同様だったり)
第48話 VSグランドマスターガンダム

厳密にはシャッフル同盟5人との共闘。デビルガンダム四天王である
- マスターガンダム
- ガンダムヘブンズソード
- グランドガンダム
- ウォルターガンダム
の集合体で、DG細胞に侵食されたウルベが搭乗して戦いを挑んできます。
冒頭のシーンを見ると、チボデーが完全に噛ませになっている所があります。
グランドマスターガンダムが登場していざ戦いを挑むという場面になった際
ドモンが「これが四天王の集合体・・」と驚いている中、
チボデー「けっ、所詮は一度倒した四天王の集まりだ。一発で決めてやる!」
ドモン「待て、チボデー!」
→静止を振り切る
チボデー「豪熱!マシンガンパンチ!」
→一喝されてはじき返されたのちに潰される
その後、ガンダムローズ、ドラゴンガンダム、ボルトガンダムが続けて攻撃するも
3体とも技を返されて結果的に束縛状態になるばかりか
ドモンもフルパワーの石破天驚拳を放っても無傷で済まされます。
・・どこかで見たような展開ですね(笑)
(VSマスターガンダムの項参照)
つまりこの戦いは四天王集合体であるグランドマスターガンダムがどれくらい強いかを
ガンダムファイトを終えてパワーアップした5人が
ウルベの噛ませになったという結果になったという事になります。
最終的にはシャッフル同盟拳というスパロボでもお馴染みの5人合体攻撃で仕留めてるので
如何に強かったかが良く分かる内容ですね!
まとめ
振り返ってみると、噛ませ要素は確かにあったものの
言うほど全てが噛ませではないのが分かったかと思います。
むしろ他のキャラも場面によっては噛ませになったりならなかったりと実にバランスが良い。
それなのにそう思わせてしまうのは恐らくですが
マスターガンダムやグランドマスターガンダムの際に
軽いセリフを吐いた後、対象の敵に真っ先に飛び出して
返り討ちにあっているシーンが悪目立ちしているのが原因だと思われます。
色々語ってきましたが
Gガンダムはガンダムとして異色と言われるかもしれませんが、やはり最高ですね!
なにせ最終回で色んな意味で全てを吹き飛ばしますから(笑)
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