第33回になる2019年12月5日放送の内容は忍者の謎についてでした。
日本の象徴の一つであろう忍者。
その独特な武器や技術は謎が多いわけですが、今回そんな謎を紐解いてくれました!
因みにガリベンガーVについては以下でまとめてありますので
以下をご覧ください!
ニンニン!
今回の3人は電脳少女シロ、八重沢なとり、もこ田めめめ。
開幕早々忍者ごっこを始める3人。
余りにもニンニンしすぎてるのでしびれを切らした小峠教官は
マジで ちょっと 中身のある話しろよ!
とツッコむのもお困りの感じでした(笑)
前回のお話については以下のページより見ることが出来ます。
忍者についての今回の千本ノック
今回の特別講師は・・・
普段最初からいるはずなのに今回はなぜかいません・・!
その為先生を呼んでみると・・扉の向こうから現れたのは
忍装束を纏った三重大学人文学部教授の山田雄司先生が現れました!
(忍術で来るかと思いました)
衣装を着て登場した理由は伊賀上野観光協会がPRの為にとの事。
三重大学は2012年から忍者の研究を始めたそうで
更に大学院入試にも「忍者・忍術学」を採用したうえに、
授業も忍者、卒業論文も忍者という忍者漬けの徹底ぶり!
忍者は人を騙すという詐欺師のような発言も飛び出し・・
そんなこんなで難問開始でした!
忍者って何者?
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/12/ninja_chugaeri.png)
そもそもの根本的な疑問ですよねこれは!
印を結んだり、二段ジャンプしたり、暗殺のイメージなどがありますが・・
キーワードは正心。
(今回はわざわざ巻物に毛筆で書いてくれたようです)
忍者は主君のために忠誠を尽くすと言う事が主なのですが
そもそも忍者は時代劇のように戦う事のイメージが強くなりますが、
実際は情報収集等の隠密行動がメインとの事。
(実際に戦うのは武士)
情報収集の内容としては地形だったり城の構造、敵の武器の数などの戦力情報といった内容で
その収集した情報で主君が作戦を決めるという流れになります。
忍者が活躍した戦いの例として以下のものがありますが、情報戦無くして勝てなかったものは
これ以外にも多々あるでしょう。
- 島原の乱(江戸時代の天草四郎時貞がメインの反乱)
- 桶狭間の戦い(織田信長と今川義元の戦い)
忍者の必須アイテムはどれ?
忍者といえばコレ!のアイテムが登場しました!リストは以下になります。
- 手裏剣
- 鍵縄(かぎなわ)
- 網傘
- 黒装束
- 巻物
- 三尺手ぬぐい
この難問を解決する言葉は忍び六具(しのびろくぐ)。
情報収集をするにあたってあまりにも沢山持ちすぎるとかさばるので最小限のものを持ちたい所。
そこで忍者が必ず携帯した6つの道具があるのですが、それこそ忍び六具と呼ばれるものです。
(上記のリストの中で該当するのは2・3・6)
鍵縄、編笠、三尺手ぬぐいにつづく残りの3つはというと
- 火をつける打竹(うちたけ)
- チョークの役割の石筆(せきひつ)
- 主に胃薬の薬
以下は冒頭で述べた6つの候補についてお話しします
手裏剣
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/12/ninja_syuriken_man.png)
忍者といえばまさしくコレなのですが、驚くべきは
忍者が手裏剣を投げていたという記録がないという事です!
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/12/kids_ishi_nageru.png)
当時は道端に石が落ちていた為、
手裏剣を投げるよりも石を投げたほうが早かった上に実用的だったとの事。
鍵縄
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/12/ninja_kaginawa.png)
忍者六具の一つ。
ゲームや特撮時代劇などでも同じ使われ方をしますが、
先端のフックを用いて屋根などに引っ掛けて崖や壁などを登る使い方をします。
編笠
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/12/fashion_kaburi_gasa.png)
忍者六具のひとつ。
頭にかぶる事で顔が隠れるので色々な所を歩き回るのには便利だったようです。
黒装束
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/12/ninja.png)
忍者といえば黒装束と思われがちなのですが
黒装束が統一されたのは江戸時代の歌舞伎の流行によるもので
歌舞伎の時に黒装束している人が忍者と一目でわかるようにしたのが始まりだったようなので
それ以前は黒装束ではなかったと言う事になります。
昼間から黒装束だと忍者だと一目でわかってしまう為、
普段は芸能民だったりお坊さんなどに扮して各地を回ってるとの事。
そういえば水戸黄門でも主に由美かおるさんが演じていた
「かげろうお銀」は普段着物姿でしたよね!
巻物
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/12/makimono.png)
手裏剣と同レベルで忍者と言えばコレ!と言うイメージが強く
口にくわえてドロン!等しそうなのですが、
これまた必ずしも持っているわけではなかった模様。
三尺手ぬぐい
忍者六具の一つで顔を隠すためにつかいます。
この手ぬぐいは蘇芳染(すおうぞめ)という紫色の染料で染めてあったりもして
防菌作用もあります。
そして川の水を飲む際にこれを用いてろ過の役割を果たす使い方もするようです!
深草兎歩(しんそううほ)とはどんな技?
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/12/ninja_shinobiashi.png)
深草兎歩という技を忍者は使っていたのですが一体どんな技なのか??
名前的に兎のように走ったりしそうな感じもしますが・・
キーワードは忍秘伝。
忍秘伝とは忍具や変装の仕方が書かれている書物で
その中に代表的な歩き方が5つ書いてあるので、深草兎歩も含めて紹介していきます
- 差し足
(抜いて差すを繰り返す歩き方で、音が出にくい) - 浮足
(つま先から足を下ろす歩き方) - 犬走
(四つん這いで歩いたり走ったりすることで遠くから見られた時動物と勘違いさせる) - 狐走
(つま先を立てて四つん這いで歩く。歩き方しんどい。)
問題の深草兎歩というのは、最も足音が出ないとされている歩き方で
自分の手の上に足をのせながら歩くという枕元に忍び込む時に使うもののようです。
実際に小峠教官がやってみた所、割と上手にやってますがこれもしんどい模様。
狐走同様にトレーニングに使われた説もあるようです。
忍術を学ぶ
現代の忍術を教える川上仁一先生という方がいるのですが
この方は現代に忍術を伝えているのですがなんと6歳の頃から忍術修行をしていて現在御年70歳!
いわゆるラストニンジャと言うやつです!
実際に川上先生が忍者の修行をしている映像を見せてくれました!
鶉隠れ(うずらがくれ)
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/12/ダウンロード.jpg)
手足を縮めて気配を消す術です。
煙玉をした直後一瞬でいなくなったのですが
隠れたのは庭の石に扮してて本当にわかりにくいですよ!
これは人の心理を突いた内容で
出火して瞬時に姿を消したことによって急いで追いかけないとという事になり
追跡を始めるのですが、それを見送った後姿を現して反対方向に逃げるという・・
関節外し
名前から既に痛そうなのですが・・
関節外しとは、自らの肩関節を外して狭い場所を通る技です。
映像では自力で関節を戻しているという・・
危険だから真似しないでねとテロップが流れていましたが
そもそもこんな技出来ないと思います・・
ノミシラミの術
これはスタジオで再現してくれたもので面白い術といって紹介してくれました!
ノミシラミみたいに相手の背後にくっつきながら入るのですが・・
事前に打ち合わせしないと成り立たない忍術とは一体・・(笑)
忍術を学んだその先には・・
そもそも忍者というのは人と人とのコミュニケーションを身に着けた人たちであり、
そこから情報の収集をやっていました
コミュニケーションがうまく取れない人も増えてきた現代ですが
どうしたら人と仲良くなって、どうやって相手を動かすのかというのか?
忍術の中にそういったエッセンスが沢山はいっている為
コミュニケーションを学ぶにあたって忍術はおあつらえ向きというわけですね!
まとめや感想など
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/12/ダウンロード-1.jpg)
今回の内容を見て、忍者というものがイメージと少し違う所があったので為になりました!
あとはラストニンジャの存在が圧巻で、見事なものでした!
そして最後の方に言ってますが、コミュニケーションが下手になってる現代でこそ
忍術を学んで上手になる必要があるのかもしれないなと思いました。
(下手になっている背景には恐らくですがネット社会もあるかもしれませんが)
余談ですが忍者といえば世界忍者戦ジライヤの山路哲山を演じていた
初見良昭さんも思い出されますね!
(後継者にジライヤを演じていた筒井巧さんを指名したとか)
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