魔神英雄伝ワタルシリーズも手がけている広井王子氏の作品であるグランゾート。
ロボットに魔動という要素を含めた展開を起こす当作品はワタルシリーズとは
また違った楽しみがありました。
今回は2019年で30周年を迎えるグランゾートについて語っていこうと思います。
尚、原作者が同じ魔神英雄伝ワタルシリーズにつきましては
以下を参照してくださいね!
魔動王グランゾートの大体のあらすじ
西暦2050年、月面の大地震により空気に地球と同等の重力が発生したので
移民が可能になり、町が発展して行きました。
それから時が経ち西暦2100年。
主人公である遥大地は町内くじ引きで月旅行を当てて行く所から物語は始まります。
途中で迷子になった際ウサギのみみをした耳長族の一人グリグリに遭遇し、
さらにその祖母であるV-メイに会った際、耳長族と敵対する邪動族の襲撃に遭います
そこで大地は耳長族に伝わる魔動王グランゾートを召喚できたことから
魔動戦士として選ばれて同じく道中で魔動戦士として選ばれた
ガス山本とラビを加えて邪動帝国によって占拠された月の裏側にある
ラビルーナを救うため旅をする事になりました。
全41話になります。
ラビルーナについて
グランゾートの大半の舞台がラビルーナになります。
ラビルーナは月の裏側にあり、全部で6つのエリアに分かれています。
目的である聖地ルナへいくには順番に進むしかないのですが、
各エリアにある柱を見つけないと先に進むことが出来ない仕様となっています。
尚、この内容はラビルーナに突入してからの話の冒頭にほぼ毎回説明してくれます。
主な登場人物
グランゾートのメインキャラをざっくりと紹介していきます。
全て説明するとネタバレ要素満載になるのでなるべく控えめに書いていこうと思います
遥大地
本編の主人公で月旅行に当たったがために運命が大きく動く
元気いっぱいな小学五年生の少年で、最初に魔動戦士に選ばれる。
機械いじりが得意で作中ほぼ乗っているジェッドボードと
物語の鍵と言ってもおかしくないオルゴールは彼の自作というんだから驚きです!
特にジェッドボードは視聴者が実際に欲しいと思った人が大多数だったはず・・
その器用な手先は道中でも活躍しています。
苦手な食べ物はにんじんだったり。
ガス山本
身長が低めだが物凄い怪力と大食漢で武術の心得もある月生まれの地球人二世。
礼儀正しく悪(とはらぺこ)を許さない真っ直ぐな性格です。
魔動戦士探しの途中でとある事故の際大地達を助けたのをきっかけに
仲間になり、魔動戦士に選ばれます。
作中で「オジジ様の遺言です」とよく言ってますが
OVAの冒険編ではしっかり生存しております。
ラビ
本名はマリウス・フォン・ラーマスだが、名前が分かるのは終盤。
ウサギ人間と言われる耳長族で11歳の少年。
格闘コマ回しのチャンピオンの腕を持ちます。
(その為魔動戦士の候補として大地達が目を付けた)
大地たちと行動をする前は海賊まがいの稼業をしていました。
基本ツンデレ気味な性格で根は良い奴。
ラビに限った話ではないですが耳長族は基本カナヅチなので泳ぐことはできません。
(なので水の魔動戦士に選ばれたというツッコミを入れざるを得ない)
グリグリ
V-メイの孫娘で「きゃわ~ん」「~グリ」が口癖のボクっ子。
ホロレチュチュパレロ!の呪文で魔法が使えますが大体しょうもない内容が多いです。
(にんじんがでるものが大多数)
それでもたまに魔法が活躍する場面もあるので侮れません。
因みに後述するように魔神英雄伝ワタル2では中の人ネタを混ぜてきます
(グリグリとヒミコが同じ声優さん)
V-メイ
グリグリの祖母で耳長族(白耳族)の大魔法使い。
(「V」は魔法使いの最高位の証)
道中その強力な魔法で大地達を助けたり導きます。
基本詠唱なしでも使いますが、簡易呪文は「ヤロレパパ」
邪道帝国の人たち
司祭であるアグラマントを筆頭にラビルーナを完全制圧しようとしている一族です。
(邪動界というのがあるので作中以外で登場する邪動族ももちろんいる)
本編では主にシャマン、ナブー、エヌマの3人がそれぞれ部下を使って
魔動戦士達に襲い掛かってきます。
因みにエヌマとグリグリは同じ声優である林原めぐみさんです。
そして襲い掛かってくるマシンの手足を作っているメカニックのDrバイブルは
邪動族ではない地球人の科学者です。
(「キィィィエェェェイ!」が口癖)
顔が登場して変形?魔動王とは
本作のメインである炎の魔動王(まどうきんぐ)
魔動王は3体いて味方キャラが搭乗し邪動帝国と戦うマシンです。
作中の中盤以降でパワーアップを果たし、更に強くなります。
因みに呼び出す際の呪文は 「ドーマ・キサ・ラムーン。光出でよ汝○○(魔動王名)」
そして操縦する場所は特殊な空間になっていて、それぞれの魔法陣の形をかたどった
プレートの上に乗って戦うという感じです。
顔の形をしたロボットが変形して戦闘モードになる様子は圧巻です!
グランゾート
主人公である遥大地が選ばれた魔動王です。
魔動銃で飛ばしたブレードで魔法陣を描いて呪文と唱える事で召喚可能ですが
地面があり、平らな所のような魔法陣が描ける場所でないと呼び出せない。
(いくら平らでも氷のような滑る場所でも描けない)
そして乗り込むには100mを5秒という人間離れした速さで走らないと不可能。
(耳長族はそれくらい出る)
そこで大地は自作のジェットボードを使ってスピードを補いました。
主に大地と炎の魔動力を使い、基本的に敵のトドメを刺すのはこのグランゾートになります。
因みに唯一意思を持つ魔動王なので大地に様々なアドバイスをしてくれるのですが、
作品を見ていただくとわかるように大半はアドバイスと言うより
「大地、このままでは○○、魔動力を高めるのだ!」「大地、魔動力だ!」等のような
魔動力を云々というセリフが非常に多いです(笑)
必殺技は一刀両断エルディカイザー。
物語の中盤にはスーパーグランゾートになりパワーアップします。
ウィンザート
風の魔動王でガス山本が搭乗します。
召喚するには魔動弓を引ける力持ちでないと引けず
弓を使う時は風が吹いてないと呼び出せません。
(作中で風代わりに使った内容もある)
主に風もですが、雷の魔動力を使えます。必殺技は一発必中ストロムカイザー
因みに物語の後半でスーパーウィンザートとしてパワーアップし
唯一飛行能力が使えます。
アクアビート
水を司る3体目の魔動王でラビが搭乗します。
水の魔動王だけあって水中戦が得意です。
呼び出すには魔動コマを水上で回せる人でないといけません。
(その為魔法陣を描けるサイズの水面がないと呼び出せない)
必殺技は一閃炸裂ウェーブカイザーですが
これがとどめの一撃に使った回数は非常に少なかったりします。
(多分1回だけかも)
作中後半にスーパーアクアビートとしてパワーアップします。
OVAもあります
グランゾート本編が終わった後の話であるOVAの作品が2作あります
その為時系列的にもまずは本編を見てからを強くオススメします
最後のマジカル大戦
本編の冒険より一年後の夏休みに再び月面で会う約束が果たされた日
ラビルーナは再び邪動族が侵略してきました。
魔動戦士として戦う3人でしたが敵の強さはハンパなく、
逆に追い詰められますがそこに謎の少女フィエナが現れて・・
冒険編
上記の最後のマジカル大戦から1年後のお話しになります。全3話。
本編でも登場したニジンスキー博士が魔動石を発掘する所から始まり
石を巡って様々な騒動に巻き込まれるお話しとなっています。
尚、今作は3体の魔動王は登場しません。
魔神英雄伝ワタル2にグランゾートネタが一部登場
グランゾートが完結した後に放送された魔神英雄伝ワタル2には
原作者が同じだけあって当作品の関係あるネタが登場したりします。
(ガス山本が写真で写ってたり、ヒミコの忍法にグランゾートネタを入れてきたり)
魔神英雄伝ワタル2については以下を参照してみてください!
まとめや感想など
2019年で30周年を迎えた魔動王グランゾート。
ワタルシリーズ同様直撃世代は再放送も結構やっていたので
良く見た方は多いはずです。そんな懐かしいグランゾートをまた見てみたいですね!
コメント