何をやらせても日本一!快傑ズバットと早川健とは?

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アニメ・漫画
引用:Amazon

1977年2月2日に放送された特撮である快傑ズバット。

2000年代に入ってMAD動画ブームだったころ突如現れて

笑いを誘っていった作品でもありますが正直作品自体が既にぶっ飛んでいます!

今回はそんな快傑ズバットの主人公早川健の人間離れした身体能力と

キザすぎるセリフも交えてお送りしていこうと思います。

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快傑ズバットってどんな作品?

悪の秘密組織ダッカ―というのがいて、作中冒頭の2月2日、

主人公早川健の親友である飛鳥五郎が謎の人物によって射殺されてしまいます。

怒りと悲しみに燃える早川は

飛鳥が宇宙探索用に開発していた車と強化服を自ら改造し

それぞれズバッカー、ズバットスーツと名付けてこれらを活用しながら

飛鳥五郎殺しの犯人を追っていく作品
です。

特撮といえば正義の味方で地球の為とかが大半なのですが

ズバットはあくまでかたき討ちがメイン
です!

そして主題歌である地獄のズバットはアニソンの帝王でおなじみの

水木一郎アニキ
です!

主人公早川健

ズバットになる存在でキザ男のカウボーイ風の服装を身に纏いながら

ギターを鳴らしつつ旅を続ける何をやらせても日本一の男です。

演じているのが仮面ライダーV3の風見志郎などを演じている宮内洋さんなので

キレッキレな演技を見せてくれます。

アクションシーンもですが乾いた笑い声やキザなセリフの言い回しどれをとっても

まさにズバットは宮内さんの為の作品と言っても過言じゃないレベル!

(実際オファーが来たとき自分にしかできないと思ったらしい)

身体能力も人のものじゃないレベルで、後述する数々の内容で発揮されています。

因みにズバットは変身するわけではなく、強度が強いが制限時間がある強化服を

着てるだけなので実質生身で強いっていうことです(笑)

(因みに制限時間は10分。それを超えると身体がバラバラに)

変身して能力が上がる他の特撮とは大きく違いますね!

テンプレ化された黄金パターン

ズバットは最終話まで内容が違えどパターンが決まっています。

ワンパターンに見えますがもはや黄金パターンなので

水戸黄門や暴れん坊将軍ばりに来るのがわかってても面白い事になっています。


そんな黄金パターンは以下の通り。

  • 冒頭に旅を続けてる早川の行先にトラブルが発生していて
    軽く雑魚をあしらうとその回のボスの用心棒が現れる
  • 用心棒は何かしら特技を持っていて
    早川は用心棒の存在と特技を熟知し、時には褒めたたえるも
    「ただし、その腕前は日本じゃあ二番目だ!」
    と必ず言う。直後用心棒は
    「二番目だと?!じゃあ日本一はだれだ!?」
    と答えた後、早川はチッチッチッと指を動かしながら舌打ちし、
    カウボーイハットを上げて親指を自分の方へ指す。
  • 用心棒の対決が始まるも早川は相手のやってる事以上の事をして用心棒は撤退
  • Bパートに入り今度は組織のボスが登場し、何かしら接触があった後
    早川は必ず崖や川の底だったりの画面の見えない方向に落ちる。
    やったか!?と敵は安心するも、その直後どこからともなく音がして
    ズバッカーを走らせたズバットが登場。
    必ずズバッカーを飛翔させてから大ジャンプし、
    高い所だったり室内だとガラスを割りながら飛び込む。
  • 乾いた笑い声と共に以下の名乗りをする
    「ズバッと参上、ズバっと解決!人呼んで、さすらいのヒーロー!快傑ズバァァァッ(ト)!」
    →ほぼ確実に主題歌である地獄のズバットが流れる。
    (因みにこの名乗り口調は2020年3月より始まるスーパー戦の魔進戦隊キラメイジャーのキャッチコピーが「キラっと参上!カラっと解決!」だったりします)
  • 手持ちの鞭も使いながら用心棒を倒した後、ボスに基本恐喝気味な感じで
    「(2月2日)飛鳥五郎を殺したのは貴様だな!?」と言う。
  • ボスはアリバイを何かしら行ったり言わなかったりするも
    最後はズバットアタックで倒されてその後ボスは気絶し
    駆けつけた警察が事後の様子を見に来るとZマークのカードが置いてあり
    「この者、○○犯人」的な記載のカードが置いてある。

上記テンプレの中にもセリフの言い回しもキザそのもので

毎回味のあるものがあります。

因みに毎年2月2日が来ると上記のツイートのように

反応する人がかなりいたりするんですよ!
(2020年で43回忌)

何をやっても日本一の実力

早川健は何をやらせても日本一というものの、その実力ぶりは如何程なのか?

その一部を垣間見ながら見てみましょう!

宮内さんの演技も手伝ってとても見事な内容になっていますよ!

拳銃で相手の銃弾を銃弾で叩き落す

拳銃の腕前が二番目とつきつけた相手に対してウサギの耳に花を2つつけて

何枚落とせるかという対決をしました。

お互い実力者なので全部落ちたわけですが、早川は終わった後

「俺の勝ちだな。お前の弾は全部・・チッチッチ」

いきなり勝利宣言(笑)しかしその後弾丸を見ると早川の言う通り

用心棒の放った銃弾を早川が撃った銃弾で弾き飛ばしながら全部的に当てるという

人間離れした腕前?
で勝利を収めました。

そして用心棒の捨て台詞が・・

「キザやろうが!」

うん、確かにキザやろうなんだけれども早川は(笑)

手裏剣を相手の胸元に3つくっつける

手裏剣(というよりクナイ型)が得意な用心棒と勝負をした際に

早川の投げた手裏剣は物凄く速かったが何も起きないかに見えました。

しかし早川は「胸元をよく見るといい」と言い見たところ

胸元に手裏剣が3ついつの間にやら忍ばされていたのでした。

尚、用心棒のターンの時

「殺すことだって出来たんだぜ!あっさりやったんじゃ楽しみが薄くなる!」

と言ったのですが、早川も上記の名人芸を見せた後

「殺すことだって出来たんだぜ!あっさりやったんじゃぁ・・・
チッチッ・・フフフハハハ・・これはほんの名刺代わりだ!」

とキザに返答していました(笑)

弓の弦の代わりにギターで放つ

弓が得意な用心棒と対決。

相手は人の頭の上に乗ったりんごめがけて射た後、次々と弓矢の羽根部分めがけて

重なるように放ちました
が早川は

「いーや、俺は一本でいい」というばかりか弦を貰おうともせず

自身がいつも持っている白いギターを弦代わりにして弓矢を引き始めました。

そして上空めがけて放った矢は用心棒が的として刺した

りんごの逆側から刺さるばかりか、用心棒めがけて飛んでいくという謎の展開に。

その後早川は「どっちが日本一か、りんごをかじってよーく考えるんだな」と挑発。

本当どこからそんな台詞が吐けるんでしょうか(笑)

因みにその後食事をしていた早川めがけて弓矢が飛んでくるのですが

箸で受け止めた上に

「右近には今度から人並の大きさのつまようじを用意してもらおう」

とか余裕ぶっこきます(笑)

どんどん変な方向にいく敵のアリバイ

上記にも述べましたが快傑ズバットは正義のために悪と戦うわけではなく

親友の仇討ちの為に戦っている都合上
、各回のボスを追い詰めるシーンは

必ず胸ぐら掴んだりして犯人か問い詰めます。最初の頃は、

「違う!」
「俺じゃない!」
「○○は殺したが飛鳥は知らん!」

といった感じでしたが、途中からアリバイが以下のような感じになっていきます

  • 知らん!わしはその時インドで修行をしておった!
  • その日はパリにおった!わしはっ!!
  • ち、違う・・・っ!俺はその頃、
    シシリー島でスパゲッティを食べていたんだっ!!
  • 違うっ!俺はあの事件をヒントにしただけだっ!
    俺はあの日、バグダッドにいた・・・っ!!

飛鳥殺害の日に別の地域にいたのはまだわかりますが、

食べてたものとか修行してたとか言わなくてもいい気がしますね(笑)

まとめや感想

始めて見たとき面白くて衝撃しかなかった快傑ズバット。

次回予告の後にズバットの真似は危険ですから絶対しないでね!と言ってますが

そもそも真似自体が無理です(笑)

玩具売上が伸びなかったから打ち切りになった作品ですが

作品自体は人気だっただけに、実に惜しいものですよね・・!

因みに同時期に東映が(マーベルコミックスとのある契約により)作った

スパイダーマンもありますが、

この時代のものは本当にどれも内容が濃いと思います!

再放送などは今の所見ていないのでDVDを購入する等しか方法がないはずなのですが

ぶっとんだ特撮、特に昭和ライダー世代が好きな人にはハマる作品だと思います!

あとは宮内洋さんの役にハマった演技が観たい人ももちろんオススメです!

尚よく間違えることが多いのですが、
「怪傑」ではなく「快傑」となりますのでご注意を!

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