第30回になる2019年11月7日放送の内容はマツタケの謎についてでした。
キノコ類の王様とも言うべき貴重な存在で
その食感と香りは素晴らしいものがあります。
今回はそんなマツタケについて迫ってくれました!
因みにガリベンガーVについては以下でまとめてありますので
以下をご覧ください!
目潰し!?
今回の3人は電脳少女シロ、犬山たまき、八重沢なとり。
開幕早々シロちゃんとなとなとにツンツンされるたまきちゃん。
何だこの空間は・・!天国なのか!?と言った次の瞬間
シロちゃんに目つぶし!!されたのですが、
目潰し!!はこっちのセリフだよ!!
とツッコミを取られた気分で突っ込む小峠教官(笑)
そんなたまきちゃんは初登場。
男の娘Vチューバーとの事で、頭についてるぬいぐるみ?を取ると
それが出てきてしまうから外したらダメとの事。
前回のお話については以下のページより見ることが出来ます。
マツタケについての今回の千本ノック
今回の特別講師は元岩泉まつたけ研究所所長の吉村文彦先生。
マツタケ研究歴60年というマツタケに至っては大ベテランの方です!
因みに吉村先生の爪が女性並みにものすごくツヤがあってキレイなんですが
これは土を掘る際に爪が割れないようにするためにマニキュアでコーティングしたそうです。
しかし事情を知らない人達は「野郎のくせに!」と言われるようで・・
あとなとなとのツイートでわかったことですが、
どうやらネクタイもマツタケ仕様だったようで・・お上品!
この中でマツタケはどれ?
早速5つのマツタケ候補を画像で紹介してくれました!
マツタケに慣れ親しんでいる人には目に留まる画像が一つありました。
そんな正解も含めた内約としては以下のようになります。
尚、下記の番号は実際に表示されていたものと同じです。
①シイタケ
スーパーでもよく見かけて、ダシをとったりなんでも使う食材ですね!
冬になると鍋にも使う事もあり、その弾力はたまらないですね!
②エリンギ
食感が良い事で評判のキノコですね!
天麩羅にして塩を付けてたべても美味しい!
③ポルチーニ
このポルチーニというのはイタリア語だったりします。
人工栽培でないのはマツタケと同様。
料理的にはパスタやスープ、それにシチューなどの煮込み料理に使われます。
④バカマツタケ
マツタケの類縁種の一つ。
最近ニュースで人工栽培に成功したとして
脚光を浴びているキノコです。名前の由来は諸説ありですが
マツタケより早い時期に発生するバカなマツタケという所から。
しかし香りはマツタケと同じ成分なのでいい香りで、
キノコ自体はやわらかめで小ぶりです。
⑤マツタケ
国産のマツタケです!
実際にマツタケを持ってきてくれたのですが、かなり大きなサイズ!
小峠教官はマツタケの匂いをかぐと落ち着くと言っていたのですが
実は醤油や豆腐などの発酵食品にこのマツタケの香りと
同じ成分が入っているからこそだそうで!
マツタケはどこに生える?
マツタケというだけに当然松林と呼ばれる所から生えます。
問題はそのどこから生えるのか?
松ぼっくりから、柔らかい土から、樹の根元からと解答が出ましたが
キーワードはなんと「シロ」
アカマツの土中には1mm位の小さな根が張っています。
そこにマツタケの菌糸がまとわりついて感染したアカマツの細い根の塊。
そのエリア周辺の白くなっている土の事をシロといいます。
因みにマツタケはこの細い根から栄養を貰って成長してるとの事。
だから松の近くにマツタケが生えているんですね!
(日本は松がないと出来ない)
松は外側に期間を経て伸びていくのですが、
それに伴ってマツタケも10~15cm程広がっていきます。
よって、マツタケ名人が一つマツタケを見つけた場合、
その外側を探すと、大抵また別のマツタケを見つける事が出来るようです!
(名人はシロの場所を覚えている)
マツタケはアカマツの周りにあるシロというエリアで採れるんですね!
なぜマツタケは貴重なのか?
マツタケはとても高値なのですがなんでこんなに貴重なのでしょうか?
産地でも1本1万円という高値ですからね・・
この謎の解決するためのキーワードは菌根性(きんこんせい)きのこ。
シイタケやエリンギなどは倒れた木から生えてくる腐生性(ふせいせい)きのこになりますが
マツタケを始め、ポルチーニやバカマツタケは生きた植物の根っこから
生えてくるので菌根性きのこという名前が付きましたが、
菌根性の中身がどういう役割か謎のようです。
(特にマツタケ)
どういうことかと一言で言いますと、人工栽培が出来ないってことです。
(唯一ホンシメジは栽培に成功した模様)
謎だらけではありますが、
アカマツとマツタケには6つの関係性があるんじゃないかと言われています。
マツタケの傘が破れると胞子が400憶飛ばしますが、雄雌の結合して発芽する確率が
0.05%と言われていて、更に根っ子にとりつくのにも他の微生物と競争しないといけない為
中々形になるのが大変というか、奇跡の連続なんですね!
最後まで行きつく確率は1兆分の1と言われていますが、
これが菌根性きのこといわれるものになります。
そりゃあ貴重なわけですね・・
なぜマツタケは良い香りがする?
とてもいい香りのするマツタケですが、なぜそんなにいい香りがするのでしょうか?
キーワードはマツタケオール、トランス型ケイ皮酸メチル。
マツタケの「ひだ」が破れると香りが凄く出ます。
マツタケを増やすためには胞子を沢山飛ばさないといけないので
そこで芳醇な香りを出すことで小動物などを呼び寄せ、その際に
胞子をくっつけてもらい、その後地中に潜った時に根っこに運んでもらったりするわけです。
香りで小動物を誘う事で胞子を運んでもらうと言う事はつまり、
子孫を増やすための理由だったんですね!
因みに香り成分は他にも100種類以上あるようなのですが
マツタケの香りは主にマツタケオールとトランス型ケイ皮メチルの比率で決まるようです。
特別授業:マツタケの美味しい食べ方
マツタケ歴60年の吉村先生がマツタケの美味しい食べ方を教えてくれました!
それはマツタケの味噌漬け。
赤や白の味噌を自分好みに味付け出来たら
そこにマツタケをひと晩漬けると絶品との事。
そんなマツタケの味噌漬けを実際に試食をしたVチューバー達。
シロちゃんの言葉を借りるなら想像の1億倍美味しかったとの事。
(どんだけまずいと思ってたんだよ!と教官のツッコミがここで入る)
そして続けざまにシロちゃんの食レポ。それによれば・・
脳天にシビレルいい香りが来て、すごいいろんなダシを凝縮したかのような
濃厚なエキスが舌の中に広がり、旨みという旨みが凝縮されていて、
なおかつ味噌の独特の香りと合わさってなんかもう絶頂食品!
とにかく無茶苦茶旨かったってことですね・・!
気になる人は一度やってみよう!
まとめや感想など
マツタケは貴重だという事だけはわかっても、どうして貴重なのか?を始め
香りに隠された秘密や、生息の仕方等、盲点だったところが補完された気持ちになりました!
そして最後の味噌漬け。
シロちゃんが絶頂食品と言わしめるその味を是非食べたくなりましたね!
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