第15回になる2019年5月23日放送の内容は宇宙の謎についてでした。
宇宙といっても色々な内容がありますよね!
惑星や星だけでもその数は限りない数があり
更には未だに謎な事も沢山あるロマンある分野だと思います。
そんな宇宙についての謎を今回いくつか紹介してくれました!
因みにガリベンガーVについては以下でまとめてありますので
以下をご覧ください!
ずっと聞いていられる?
今回の3人は電脳少女シロちゃん、牛巻りこちゃん、ヤマトイオリちゃんですが
冒頭は牛巻りこちゃんの鈴虫の鳴き真似から始まりました!
その特技から繰り出された見事な鳴き声は
いつもツッコミが強烈な小峠教官ですら
ずっと聞いてられるねぇ!というお褒めのツッコミからの
相変わらずうまいねぇ!と来たもんだ。
更に新ネタをねだり・・
コップに水を注ぐ声真似と
犬が唸って吠えて最後に遠吠えになってお茶の間の犬たちが
全員吠え出すものを披露してくれました。
(最初はどっちがいい?と聞くも両方お願いしますと教官)
その見事な芸術にベタ褒めの小峠教官!
興味がある方は牛巻のページの動画を見に行ってみよう!
因みに前回の内容はこちらです!
宇宙の謎についての今回の千本ノック
今回の特別講師の先生は国立天文台准教授の山岡均先生です。
国立天文台の主に行っていることは
①望遠鏡を運用
②宇宙の解明
③研究成果の発表をする
この3本柱を軸に運営されてるとのことです。
望遠鏡ひとつとっても例えば
宇宙を知るための望遠鏡がありそれを運用します。
その鏡は直径8,2mと特大サイズ!
(高さ22.2m、重さ555トン)
ハワイの山の上にあるすばる望遠鏡があります。
この特大望遠鏡により惑星レベルのものも観察可能のようです。
更に天体からの電波を観測するものもあり66台のアンテナからなる
アルマ望遠鏡というものもチリにあります。
望遠鏡だけでも大掛かりなものばかりですごいですよね!
尚、好評につき第2回が後に放送された模様!
ブラックホールに人が飲み込まれたら?
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/10/space_blackhole2.png)
早速気になる問題が出ましたね!
ブラックホールと言ったら超重力でお馴染みのエリアで
光すらも飲み込むと言われてるものすごいヤツですよね。
(質量は太陽の65億倍)
実際飲み込まれたらどうなるか考えた人はかなりいるのではないかと思います。
ブラックホール撮影に成功した話
2019年4月に国立天文台の皆さんが史上初のブラックホールの撮影に
成功したという快挙をしたばかりだったりします!
今まで撮影出来なかった理由としては距離が絶望的に遠すぎて
サイズも小さいからとの事。距離でいうと地球から5500万光年!
といってもわからないので例えてくれました。
月の上(3474km)にテニスボール(約6.5cm)を置いたくらいの感覚のようです
そんなレベルのものを見るために開発されたものこそ
イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)という望遠鏡なのですが
各地の電波望遠鏡をつなぐことでひとつの地球サイズの
仮想望遠鏡を構成するというトンデモ規模な望遠鏡だったりします!
因みに各地の電波望遠鏡は以下の8つになります
- アルマ望遠鏡(チリ・アダカマ砂漠)
- APEX(チリ・アダカマ砂漠)
- IRSM30m望遠鏡(スペイン・ピコベレタ)
- ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(ハワイ・マウナケア))
- 大型ミリ波望遠鏡(メキシコ・シエラネグラ)
- サブミリ波干渉針計(ハワイ・マウナケア)
- サブミリ波望遠鏡(アリゾナ・グラハム山)
- 南極点望遠鏡(南極点基地)
これらで同時に撮影し分析したあとで画像を合成することで
ひとつのものが出来上がる正に地球規模での絆の力ということですね!
ブラックホールに吸い込まれるとスパゲティ化?
問題のブラックホールが飲み込まれるとどうなるかですが
シロちゃんの解答が完全にジョジョネタ(笑)
(2部のカーズのラストシーンの考えるのをやめた所)
そしてホワイトホールに出るという説も考えてる人もいるようなのですが
考えにくいみたいですね…
そしてブラックホールは容量に限界はなさそうでどんどん太ってくだけとの事。
吸い込まれた時のキーワードになるのがスパゲティ化。
ブラックホールの超重力に近づくと引っ張られるのですがスパゲティのように
細長く引っ張られて場合によってはちぎられるであろうと言われています。
名前に反してかなりエゲツない現象だったんですね・・
そもそも宇宙はどうやってできたの?
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/10/space_uchu-1.png)
シンプルだけど難しい問題でしたね!
しかしこれを神様がDIYして作ったとか、
クトゥルフ神話のアザトースが作ったとかユニークな答えが・・(笑)
キーワードは宇宙の晴れ上がり。
宇宙が出来たのは自然にポロッとできたと言われているようで
これをよく聞く有名な言葉でいうとビッグバンとなります。
ビッグバン理論というのはその昔ジョージ・ガモフという方が提唱し
宇宙は高温・高密度の状態で始まったと言われています。
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/10/spacehistory.jpg)
宇宙の歴史はビッグバンからはじまり素粒子(中性子や陽子など)が生まれ
そこから水素やヘリウムなどが出来ていき、そこから38万年程経つと
その辺りの時期は電気の粒が飛び交っている為
光が真っ直ぐ進めない時期が続いたといいます。
しかし、それから更に38万年程経つと宇宙の温度が下がり始め
電気を帯びたプラスとマイナスの電気の粒がくっつくようになり
それにより光が真っ直ぐ進めるようになりましたが、この時期の事を
宇宙の晴れ上がりと言っています。晴れ上がった宇宙は物質が集まり
天体が出来、銀河が生まれたと言われています。
(銀河は太陽のような星が集まった集合体)
この時点が宇宙が出来て数億年と言われています。
そしてこの銀河が変形したり合体したりを繰り返した結果
今のような宇宙が出来上がったと言われています。
つまり、一番細かいものから段々大きなものになっていったわけですね!
宇宙はどこまで広がっているの?
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/10/bg_uchu_space.jpg)
これも考えるけれども実際どうなんだろうという疑問ですよね!
番組中の牛巻同様に多分無限大と答える人多いのではないでしょうか?
この難問に対してのキーワードはダークエネルギー。
ビッグバンから始まったとされる宇宙は段々膨張していて
宇宙の膨張の速さが初期に比べると段々遅くなってきていると
今まで思われていました。
ところが、1998年に宇宙の膨張速度が加速していると
パールムッター、シュミット、リースの三名は発見し、
宇宙の加速膨張を提唱しましたが、その広がるエネルギーの事を
ダークエネルギーと言っています。
(因みに上記3名は2011年にノーベル物理学賞を受賞)
宇宙の広がる速度は130億年で倍になると言われていますが
規模が大きすぎてピンときませんね・・・
スペースコロニーを作るか惑星開拓かどちらが現実的か
特に機動戦士ガンダムシリーズを見ていると現実住めるのか?
と思うであろう宇宙住居コロニー。
どうやらこちらの方がまだ可能性がありそうみたいですね!
コロニーをもし作るとしたら物資の運搬が問題になりますので
地球の周りに作りたいわけですが、どうするかと言うわけですね。
毎回打ち上げるのも大変なので現在宇宙エレベーターと言うものを
作ろうとしていて、それが出来たら運搬しやすくなるので現実味を帯びてくるそう。
その為に現在切れない素材であるカーボンナノチューブと言うものを開発中!
これが完成したら可能性がぐっと上がってくるようですが
コロニー実現の日は来るのでしょうか!?
宇宙人は存在するか?
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/10/alien_grey.png)
信じる人信じない人がそれぞれいるこの疑問ですが・・・
山岡先生に言わせれば宇宙人はいるとおもっているようです!
我々人類も宇宙に生まれた生命である以上宇宙人です。
生命が生まれる為には太陽のような恒星から適度な距離に
惑星がある必要がありますが、他の星を見ていくと
地球と似た条件の惑星がいくつか見つかっているとの事なので、
可能性はあるらしいです。
(恒星から近いと熱く、遠すぎると寒すぎるので生命は出来ない)
そしてこれらを観測する事こそ、天文学者の夢でありロマンと言います。
オリオン座ペテルギウスが消えてしまうと聞いたけど
![](https://jouhousaga.com/wp-content/uploads/2019/10/publicdomainq-0015073kklumu-881x1024.png)
ペテルギウスは太陽の20倍程の質量と言われています。
この質量の星は寿命が短くて1000万年程で爆発して消滅するそうです。
問題のペテルギウスはそのうち900万年生きているのが分かっていますが
残り1割がいつであるかはまだ分かっていないみたいです。
仮に超新星爆発を起こすと現在1等星で輝いていますが
一時期月の大きさまで発光したあと徐々に暗くなっていくそうです。
重力が強い所は時の流れが遅いと聞いたことがあるが・・
仮にブラックホールのような超重力のエリアにちょっと行って来て
地球に帰って来たとしたらどうなるかというと、
(吸い込まれて終わりだよ!とここで小峠教官のツッコミ)
地球の人との時間の流れが重力が強い所だと違ってくるようなので
戻ってきたころには時間差が生じるようです。
(地球にいる人だけ年月が経っている状態)
あとこれは重力だけでなく高速で移動している時にもあり得る事の様なので
よその星に光の速さに近いスピードで行って帰ってくると
地球にいる人と年齢がずっと違ってくると言います。
これを浦島効果と言いますが、
アニメ「トップをねらえ!」でもこの時間差描写は描かれてますね!
(ノリコが宇宙で戦ってる間に同級生やカズミが年を取っていたなど)
まとめや感想など
宇宙についていくつかの超難問に加えて普段気になっている疑問も
解決できたのではないかなと思います。
宇宙人の存在が発見するのが天文学者の夢という事だけでも本当に夢が広がるので
ワクワクしちゃいますよね!
そして時間の流れ云々の話はアニメでも使われていたのを知っていただけに
なるほどなと思わされました。
奥が深い宇宙についての謎は今後も更に解明されるでしょうから楽しみですね!
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